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日々の昭和館

日々の昭和館 (6)  犬とおばさん

「名画座番外地」の登場人物にクソガキ・アキラという後輩がいるのですが、…って、知らねえ ? 読んだことねえ ? ふーん。ちっ ! だったら今すぐ本屋に行って、立ち読みか万引きでもして来てください。夜露死苦。 で、そのアキラなんですが、コイツは千葉県出…

日々の昭和館 (5)  映画の中の昭和館

新宿昭和館の建物というのは、良く言えばシブくて味わいがあり、クラシックな佇まい。悪く言えば (というか実際は) ボロっちくて薄汚く、ダメ~なオーラ出まくりの実に怪しい物体である。 しかし、映像業界というところには屈折した人たちが多くいるらしく、…

日々の昭和館 (4)  通信空手バカ一代

「アルバイト募集中」 この張り紙は、昭和館地下劇場入口の左上の壁に貼られていた。 風雨にさらされ、色はすっかり変色してボロボロになってもそのまま貼られていた。 バイトの募集なんざしちゃいないときでも、一年中放置され続け、貼りっぱなしになってい…

日々の昭和館 (3) RUN 丸ちゃん RUN

昭和館が閉館してから数年後、その跡地にオープンしたミニシアターに、ほんの短い間在籍していたことがある。 劇場はとても小綺麗な造りで、床は絨毯張り、ロビーには代官山のカフェみたいなお洒落なテーブルとイスが置かれ、入れ替え制で音響はデジタルとい…

日々の昭和館 (2)  エキストラ

その日、大好きな寅さんの最新作を観るため、僕は新宿松竹へと向った。 もう90年代になっていたので既に寅さんはすっかりパワーダウンしており、主役はあ のクソ忌々しい満男のヤローである。 はっきり言って内容的には全っ然面白くないのだが、それでも男と…

日々の昭和館 (1)  2分で分かる昭和館

今これを読んでいる物好きな方々は、新宿昭和館のことなど当然よくご存知だとは思いますが、何かの間違いでここに迷い込んできてしまった不運な人のため、いちおう簡単な御説明を……。 新宿昭和館は東京・新宿三丁目の寂れた一角にあったヤクザ映画専門の映画…